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日本には、太陽の運行に基づいて、1年で最も昼の長い日を「夏至」、1年で最も昼の短い日を冬至、昼と夜の長さが同じ日を春分・秋分とし、この4つを春・夏・秋・冬の中心として決めた暦があります。
二十四節気です。
本日は、夏至です。
昼の時間の最も長い日ですね。
一般社団法人伝筆協会の侑季蒼葉です。
「夏至」の意味を知って、上手な字を書きましょう!
6月には、季節の節目となる日があります。
二十四節気の「芒種」と「夏至」です。
「夏至」「冬至」という言葉は、どこかでお聞きになったことがあると思います。
夏に至ると書く「夏至」はどんな季節のことを指すのでしょうか?
今回は、知っているようで曖昧な「夏至」の意味、そして「夏至」筆ペンの書き方についてお届けします。
「夏至」の読み方
「夏至」と書いて「げし」と読みます。
「夏至」は二十四節気の10番目、「芒種」と「小暑」の間にあります。
「夏至」の頃は、梅雨も後半に入り、日がどんどん長くなり、そろそろ夏が来るという気配を感じる頃です。
夏に至ると書いて「夏至」「げし」なのですが、梅雨時期のちょうど真ん中あたりにやってきます。
大雨が降ったり、急激に暑くなったりと、日々天気が移り変わり、夏の陽ざしが待ち遠しい季節です。
暦の上では、以下のように季節は変わっていきます。
■春
■夏
■秋
立秋→処暑→白露→秋分→寒露→霜降
■冬
立冬→小雪→大雪→冬至→小寒→大寒
「夏至」は、夏の4番目にあたる節気です。
「夏至」はいつ?
二十四節気は毎年日付が異なりますが、「夏至」は例年、6月21日~22日ごろ。
2020年の「夏至」の日は 6月21日です。
ちなみに2019年の夏至は6月22日(土)でした。
二十四節気は「期間」を表すものとして使われることもあります。
次の節気「小暑」の前日までが「夏至」となります。
2020年は、6月21日から7月6日までです。
「夏至」の日は、北半球では一年でもっとも昼が長く、夜が短い日を意味しています。
お昼の長さを「冬至」の日と比べると、5時間弱も違いがあります。
ただ、梅雨時期のせいか、さほど日が長く感じなかったりしますので、実感が湧きにくいですね。
「夏至」の風習
「夏至」は日本だけのものと思われているかもしれませんが、実はそうではありません。
ヨーロッパの各地では、夏至の日に「夏至祭」が開かれます。
日本では、「夏至祭」のような風習はあまりないのですが、夫婦岩で有名な三重県鳥羽市にある二見興玉神社では、夏至の日の早朝から夏至祭として禊の祭典が行われます。
夏至の前後だけ、岩と岩の間から朝日が昇る夫婦岩に向かって海に入り、身を清めるという行事です。
「夏至」の風習は地方によって様々で、関西ではこの日にタコを食べる習慣があり、関東地方では焼き餅をお供えたりします。
京都では、6月30日に「水無月」という小豆を“ういろう”に乗せて三角形に切った和菓子を食べる風習があります。
これは「夏越の祓(なごしのはらえ)」という神道の儀式に際した風習です。
小豆は悪霊祓い、三角形は暑さを耐えるための氷を意味しています。
沖縄では、この頃に吹く季節風を「夏至南風」といいます。
この風が吹くと、梅雨が明けて本格的な夏の訪れるそうです。
すてきな言葉ですね。
梅雨の時期、大雨になることもあります。
平安の日々を祈り、「夏至」伝筆作品4作品をご紹介します。
「夏至」(げし)筆ペン書き方
今回は、「夏至」侑季蒼葉の4作品をご覧ください。
同じ文字でもイメージを変えたい時悩まれる方も多いようです。
線の選び方で文字のイメージは変わります。
「曲線」「直線」「太さ」「繋ぎ」
この4つのポイントで、「夏」という文字を描きました。
「夏至」筆ペン「1」 曲線を生かした筆文字デザイン
「夏」の二画目と三画目を曲線で繋いで描きました。
筆を紙に下ろした際に、ぺん先の根元までつけ、半円を描くように、一気に曲線を描きましょう。
「夏至」筆ペン「2」直線を生かした筆文字デザイン
「夏」の一画目の横線は、スタートとフィニッシュの位置は同じにします。
二画目と三画目は、線を繋ぎがらも、二画目と三画目の繋ぎに柔らかな角を出しながら、上から下へ線を下ろします。
「夏至」筆ペン「3」太い線、細い線を生かした筆文字デザイン
「夏」の一画目の太い線は、ペン先から根元まで下ろしたらそのまま横へ移動させます。
こちらを参考にしてください。
他の細い線は、筆ペンの先で描きます。
線が震えやすい方は、筆ペンを短く持つと震えにくくなります。
「夏至」筆ペン「4」線と線を繋いだ筆文字デザイン
「夏」の一画目と二画目と三画目とどんどん線を繋いで書きました。
一画目の横線は、ペン先の根元を下ろしたまま、筆を左から右に移動させ、一気に二画目の縦線を描いたら、そのままのスピードで三画目へ下から右斜め上へ移動させます。
スピード感を大事にして描いてください。
雨も楽しみ、晴れも楽しんで、夏至を迎えましょう。
6月は、水に関わりのある季節です。
水は、浄化であり、生命の源。
雨も楽しみ、晴れも楽しむ精神で夏至を迎えましょう。
筆ぺんは、ちょっとしたコツで楽しく書けるようになります。
雨の日の楽しみに加えてくださいね。
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