目次
8月と9月は、私にとって「命」と「祈り」をより強く感じる季節です。
何気なく過ごしている毎日。
家族と笑い合える時間。
好きなことに取り組めること。
そんな「あたりまえ」が、決してあたりまえではないことを思い出させてくれる月でもあります。
今回は、伝筆協会が続けてきた震災支援活動「祈りの伝筆」と北海道むかわ町への寄付について記録を残したいと思います。

一般社団法人伝筆協会理事長の侑季蒼葉です。
北海道胆振東部地震から6年
2024年9月13日。
北海道胆振東部地震から6年の節目に、2024年も北海道むかわ町へ寄付をさせていただきました。
伝筆協会を代表して、山本敦子先生、伊賀明美先生とともに、24万円をお届けしました。

2018年9月6日に発生した北海道胆振東部地震。
あの日、多くの方が不安な時間を過ごされました。
そんな中、全国の伝筆先生や生徒さんたちが、被災地へ向けてたくさんの伝筆ハガキを送ってくださいました。
文字に込められた「大丈夫」「応援しています」という想い。
それらは被災された方々の心に寄り添い、大きな支えとなりました。
震災から6年が経った今も、そのご縁は続いています。

子どもたちの想いも未来へ
2024年、特別講師としてお招きいただいた放課後子ども教室では、子どもたちが能登半島へ向けて描いてくれた伝筆作品も、むかわ町長に見ていただくことができました。
小さな手で描かれた文字の一つひとつに込められた優しさ。
誰かを思う気持ちは、年齢を超えて人の心を動かす力を持っています。
また町長からは、震災の経験を未来へ伝えていくことの大切さについて、力強いお話を聞かせていただきました。

帰り道。

空を見上げると、大きな雲が広がっていました。
その景色を眺めながら、「平和な毎日が、このまま続きますように」そう静かに願わずにはいられませんでした。
「疲れた…」という一言から
2022年には、むかわ町へ20万円を寄付させていただきました。

伝筆協会を代表して、山本先生、伊賀先生、木下先生。
この寄付金は、「チャリティー祈りの伝筆」参加費、むかわ町を応援したいという皆さまからのご寄付、伝筆協会がお預かりしていたチャリティー基金、によって届けることができたものです。
北海道は、伝筆協会の認定講師も多く活動している大切な場所。
私自身も何度も訪れた、大好きな土地です。
北海道胆振東部地震が起きた当時、私は伝筆キャラバンのフィナーレ開催のため、一週間後に北海道入りする予定でした。
突然飛び込んできた震災の知らせ。
本当に驚きました。
被災から数週間後。
北海道の伝筆先生である山本敦子先生が、ふと漏らされた言葉があります。
「疲れた……」
その一言に、どれほどの想いが込められていたことでしょう。
そんな時、全国から伝筆ハガキが届きました。

後に山本先生は、「本当に心が救われました」と何度も話してくださいました。
文字には、人の心を支える力がある。
そのことを改めて実感した出来事でした。
大好きな北海道
北海道は、伝筆協会の認定講師も多く在籍してくださっていて、何度も何度も訪れた土地。
大好きな土地。

北海道美瑛へ認定講師の皆さんと「青い池・美瑛神社絵馬 大人の伝筆ツアー」しました。
その帰りに山本先生と、「何かしたいね」「ずっと関わりたいね」と震災への想いを確かめ合い。
その想いから始まった支援活動。



「ずっと関わりたいね」から始まったご縁
2019年5月9日に、町長室へお邪魔させていただきました。
むかわ町長室を訪問した際、山本先生とこんな話をしました。

それ以来、「祈りの伝筆」チャリティー企画を通して、毎年むかわ町とのご縁をつないでいます。
広報むかわや新聞にも取り上げていただき、多くの方の想いが形となって届けられました。
全国の参加者さまからの前年度のチャリティ企画への参加費・ご寄付を伝筆協会が代表して、むかわ町へお届けした様子を「広報むかわ&新聞」に紹介されましたと山本先生から連絡が届きました。



一人ではできないことも、みんなの想いが集まることで大きな力になります。
今回もたくさんのご支援をいただき、本当にありがとうございました。
熊本地震から始まった「祈りの伝筆」」
実は、「祈りの伝筆」の始まりは熊本地震でした。
2016年4月。
震度7の地震が二度発生し、熊本県に甚大な被害をもたらしました。
熊本にも伝筆先生がいらっしゃいます。
被災地で懸命に支援活動を続ける先生方の姿を見ながら、
「私にも何かできないだろうか」
「文字でできることはないだろうか」
そんな想いから生まれたのが「祈りの伝筆」です。
文字を書くことしかできないかもしれない。
でも、文字だからこそ届けられる想いがある。
そう信じて続けてきました。
その2年後、2018年9月6日に起きた北海道胆振東部地震。
お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の皆さまにお悔やみを申し上げます。
祈りは、人と人をつなぐ
日本は地震大国です。
私たちが気づかないところでも、年間を通して数多くの地震が発生しています。
だからこそ、今日会えた人に感謝すること。
今日という日を大切に生きること。
そして、誰かの幸せや平和を願うこと。
それが何より大切なのかもしれません。
伝筆は、単なる筆文字ではありません。
大切な人を想う時間。
誰かの幸せを願う時間。
そして、自分自身の祈りと向き合う時間でもあります。
今日のあたりまえに感謝して
亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈りするとともに、ご遺族の皆さまへお悔やみを申し上げます。
そして、今なお復興に向けて歩み続けている皆さまに心からの敬意を表します。
今日のあたりまえが、明日も続きますように。
これからも伝筆協会は、私たちにできることを、私たちなりの形で。
祈りの伝筆。
文字を通して人と人の心をつなぎ、未来へ希望を届ける活動を続けて参ります。

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