色んな災害が起きた時、多くの方の命と共に今の私たちがあると感じた時、自分の力の無さに不甲斐なさを感じる時があります。
2016年の熊本地震の時も同じでした。
伝筆協会は、全国で認定講師の皆様が活躍してくださっています。
熊本にも伝筆先生がいらして、この、まさかの熊本地震は、より身近に震災を感じました。
何か、私にできることはないか、、、何も、できることはない、、、でも何かできないか。
祈ることはできる、書に向かうことはできる。
その思いが、現在の、伝筆協会「祈りの伝筆」チャリティ活動と形を変え、賛同してくださった全国の認定講師のみなさんと、コツコツコツコツと続けています。
本日は、2月11日に開催された、「祈りの伝筆」チャリティイベントのご報告です。
一般社団法人伝筆協会代表の侑季蒼葉です。
熊本に豪雨災害
2020年7月に、熊本に豪雨災害がおきました。
今もなお、元の生活に戻れていない方がいらっしゃいます。
九州の伝筆協会認定講師の有志が、熊本の豪雨災害被災地に想いを寄せて、「九州祈りの伝筆実行委員会」を立ち上げました。
そして、2月11日に、「祈りの伝筆」チャリティイベントを開催しました。
以下、「九州祈りの伝筆実行委員会」の想いをお読みください。
2020年7月の集中豪雨は、九州をはじめ、各地に甚大な被害をもたらしました。
なかでも熊本県では八代や人吉・球磨地方において、清流・球磨川のこれまでにない大きな氾濫により、多くの人命と穏やかな日常が奪われてしまいました。
私は全市をあげての救助・救援活動が行われる中、どんなに恐ろしく、心細く、不安な気持ちで避難所生活をなさっていらっしゃるだろうと思ったとき、八代市の住民として、何か出来ることはないか?と考えました。
そうして、伝筆講師の皆さまに「元気と勇気の出る応援メッセージ」をお願いさせて頂きました。
なんと、400通を超えるお葉書を送って頂きました。
また、嬉しいことに、私の生徒さんも自主的に書いて、避難所となっていた保育所へ届けてくださっていました。
届いたお葉書を一枚一枚フィルムに入れてボードに貼り、主な避難所へお届けさせて頂いたところ、避難所生活の方々から「元気が貰える」「見ていると心が和らぐ」などの喜びのお声をたくさん頂きました。
※お写真は丸田先生にご提供いただきました。
ご協力頂きました先生方、並びに生徒さまには、本当に感謝申し上げます。
新型コロナウイルス感染への脅威の中、災害から6ヶ月が経過してボランティアや、市の職員の方々、行政のご努力により、被災住民の方々の住まいの確保、インフラの整備は整いつつあるところです。
ですが、それぞれの方々が元の暮らしに戻るには、まだまだ資金が足りない状況です。
今後も継続的な支援が必要だと思っております。
そこで、少しでもその助けになるようにと、九州地域会の伝筆先生が中心となり「九州祈りの伝筆実行委員会」として始動させて頂き,「祈りの伝筆オンライン」を開催する事に致しました。
一般社団法人伝筆 協会認定講師「九州祈りの伝筆実行委員会」
上のお写真は、「九州祈りの伝筆実行委員会」のメンバー、堀美幸先生、榎本純子先生、西山恵美先生、丸田美佐子先生です。
熊本の復興に役立てていただける為にと、忙しいなか、何度もズームでミーティングを重ねて、この日を迎えてくださいました。
ほんと、その行動に頭が下がります。
ありがとうございます。
チャリティイベント、21名と48枚の祈りの伝筆
2月11日の「祈りの伝筆」チャリティイベント当日を迎え。
司会は、西山先生。
伝筆協会のこと、伝筆のこと、祈りの伝筆のこと、本日を企画した理由など、とっても聞き取りやすい声でお話しくださいました。
ここで、実行委員長の丸田先生へバトンタッチ。
※お写真は、丸田先生経由にて、社会福祉法人八代市社会福祉協議会様よりご提供いただきました。
九州豪雨災害の様子をお写真と共にお話くださり、その様子に思わず絶句します。
私もファシリテーターとして登壇させていただきまして、「祈りの力」「祈りのエネルギー」などお話をさせていただきながら、祈りの伝筆に向き合っていただきました。
祈りの伝筆は、技術力を高めるためのセミナーではありません。
いかに、祈りの気持ちを込めるか、そして、自分が何を感じるか、が大切です。
時折、ブレイクアウトルームで、「どなたに向けて祈っているのか、今、何を感じているのか」をシェアしながら行いました。
参加者21名。
48枚の「祈りの伝筆」が完成しました。^^
感想を一部ですが、ご紹介させていただきます。
【感想】
- コロナで慌ただしい心が落ち着きました。
- 自分と向き合う時間の大切さを感じ、今後も自ら時間を取りたいと思いました。
- 一枚目と二枚目で、想う相手を変えて参加させていただきました。
- ゆったりした心になれました。
- 祈りの伝筆の言葉の深さを感じながら書く事ができました。
- 画面で書いている姿からもエネルギーを感じました。
- 祈り伝筆をチャリティーで初めて参加しました。心を込めて書くことで、心をが落ち着きました。福祉の仕事をしているので、コロナのクラスターを心配していますが、祈ることについて考える良い機会になった。
- 自分自身も北海道の地震を経験して、熊本の被害にあった方の大変さご苦労をお察しします。そんな中にあって、1つだけお伝えしたいことがあるとしたら「時は流れる」ということです、「時は留まることなく流れ」ことを知って欲しいです。
- 今日は、日々慌ただしい中自分に集中できる時間が取れて、自分と向き合うことができました。
- 誰かを想いその方のイメージに合わせたカラーペンを使って祈り伝筆を書いてみました。より一層その人への想いに集中できた。
- 気持ちの落ち込みがあり、モヤモヤした気持ちのままの参加でした。そのモヤモヤは変わらずありました。そんな自分にそのまま向き合う時間となりました。
祈りとは
「祈りの伝筆」の最後に、いつもみなさんにお聞きしている質問があります。
あなたにとって「祈り」とは?
- 誰かを想い願うこと
- 相手を思う私の気持ち、愛
- 繋がること
- その時、自分の心の中に浮かんでいる人ことを想い、向き合うこと。自分の心と向き合うこと
- 皆んなの幸せを願う事
- 念い
- 使命を全うする事、願う事
- 人の事を祈る事は自分にも返ってくる。結局は皆んなのためになる事。
- 直接的な力が及ばない所で発揮できる、エネルギーであったり、パワーの様な物。そして自分に対しては自分と対峙し、心を鎮めてくれる物
- 思いを実現すること
- 希望
- 目に見えないエネルギー
- 想い寄せる事
- 前進できる力
- 自分への想い≡ぶれずに願いを自分が叶える。願い続ければ叶う
- 想い想われること、人間として生まれてきてくれてありがとうという想い
- 寄り添う想い
- 何だろう?優しさ?今は、その答えがよくわからなくなっているので、答えられないです。
本日も、さまざまな「祈り」を教えてもらいました。
人の数だけ、「祈り」は存在しますね。
継続して、祈りの伝筆活動をします
参加費は、必要経費を差し引いた全額熊本豪雨災害関連へ、伝筆協会より寄付させていただきます。
寄付終了のお知らせは、「伝筆協会HPのお知らせ」から、「寄付先・金額・担当先生のお名前」などの詳細記載をもって、
みなさまへの「寄付完了お礼」のお知らせに代えさせていただきます。
一般社団法人伝筆 協会認定講師「九州祈りの伝筆実行委員会」は、今後も、熊本の復興に役立てていただける為に「祈りの伝筆」チャリティを継続します。
次回は、4月11日(日)10:30〜12:00 (zoomにて)です。
詳細が決定し次第、伝筆協会HPのトップページのカレンダーでもご確認できるようにさせていただきます。
皆で祈りを込めて書写を行うので、筆文字経験の無い方でも、大丈夫。
熊本の復興を願ってくださる皆様、ぜひ、ご一緒しましょう。
「祈りの伝筆」は、感情を浄化する力がある
今回は、オンラインでしたので、私も「祈りの伝筆」を一緒に行いました。
2021年、まだ2月なのに、3人もの大切な人が天に召されました。
一人ひとりの方を想いながら、祈りながらの書写。
なんだか心が救われました。
コロナ禍、もし、なんとなく不安感を感じた時、ぜひ、書写してみてください。
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