目次
2026年7月28日、熊本県を中心に地震が発生しました。
被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
停電や断水が続く中での、この厳しい暑さ。
不安やご苦労を思うと、言葉では言い尽くせない思いがあります。
一日も早く、安心して過ごせる日常が戻りますように。
そして、穏やかな毎日が少しでも早く訪れますように。
心より願っております。

一般社団法人伝筆協会代表理事の侑季蒼葉です。
熊本の皆さまへ、心からの願いを
伝筆協会には、「祈りの伝筆」というチャリティーイベントがあります。
現在、伝筆先生が中心となり、全国のさまざまな場所で開催されています。
私も8月9日、折原理恵先生、笹島和美先生が主催された「祈りの伝筆」に参加しました。

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折原先生

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笹島先生
今回、私がこの時間を通して強く感じたのは、「祈りは、そこで終わるものではない」ということでした。
「何もできない」から生まれた、祈りの時間
「大変なことが起きている」
そのことを知ったとき、「何かしたい」と思うことがあります。
けれど同時に、「自分には何もできない」と感じることもあります。
「祈りの伝筆」が始まったきっかけも、まさにそこでした。
2016年4月14日に起きた熊本地震。
当時、私は報道を通して被害の大きさを知りながら、「何もできない……」という自分の無力さに、いらだちを感じていました。
そんなとき、恩師からすすめられたのが、「祝詞 百体清浄太祓」を描くことでした。

一文字一文字に想いを込めて、筆を動かす。
すると、不安や虚しさ、落ち着かない感覚が、少しずつゆるんでいきました。
「何もできない」と立ち止まっていた私が、「今の自分にできることをやってみよう」と思えたのです。
その体験から、2016年5月15日、初めての「祈りの伝筆」というチャリティーイベントを開催しました。
それから10年。
全国の伝筆先生へと、その想いがつながっています。
宇和島から熊本へ。「恩送り」という想い
今回の「祈りの伝筆」で、主催者の折原理恵先生からお聞きしたお話が、とても心に残りました。
折原先生は、2018年に愛媛県宇和島市で起こった「平成30年7月豪雨災害」の支援活動をきっかけに、NPO活動やこども食堂など、さまざまな活動を続けていらっしゃいます。
その宇和島で受けたご恩を、今度は熊本へ。
その想いを、「恩送り」という言葉で表現されていました。

自分が受け取ったものを、自分のところだけで終わらせない。
次の誰かへ渡していく。
それは、お金や物だけではありません。
助けてもらった経験。
誰かにかけてもらった言葉。
寄り添ってもらった時間。
そして、「自分も誰かの力になりたい」と思った気持ち。
そうしたものも、次の誰かへ渡していくことができます。
今回の「祈りの伝筆」は、まさにそんな「恩送り」の場でもありました。
参加費から必要経費を除いた金額は、折原先生が副代表を務める特定非営利活動法人U.grandma Japanを通じて、熊本支援活動のために寄付されました。

写真提供:ピースボート災害支援センター
そして、8月7日に宇和島を出発し、8日から熊本で炊き出しも行われているとのこと。
「祈る」ことが、「支援する」という具体的な行動へつながっています。
8月9日、それぞれの場所から同じ人を想う
8月9日(日)。
この日は、オンラインと、
・愛媛県宇和島

・北海道芽室

の2会場をつないで、「祈りの伝筆」が開催されました。
会場には、折原先生の生徒さん、そして竹田先生の生徒さんが参加されました。
オンラインには伝筆先生の仲間が参加。

場所は違っても、想いはひとつ。
最初に黙祷を捧げ、呼吸を整えます。
そして、それぞれが熊本に想いを馳せながら、伝筆のお手本を書写しました。
前半30分、後半30分。

静かに筆を動かす時間です。
今回、笹島和美先生がSNSに投稿された言葉があります。
「一緒に祈らせてもらう貴重な時間」
「何も出来ない、でも出来ることはないか…」
その問いを持ちながら、みんなで祈る。
そして、「心整う時間を過ごせました」と綴られていました。
私は、この言葉が「祈りの伝筆」の大切なところを表しているように感じました。
参加された皆さまの感想もご紹介します

・zoomで侑季先生に会えて嬉しかったです。
・祈りの伝筆始めるきっかけやその想い、チャリティイベントを2016年から継続されている話をされ全国の先生と共に祈りの伝筆を書写する貴重な2時間でした。
・この機会を与えて貰ったことを感謝しています
・私にとって今回の体験は災害を受けた人だけでなく援助に行かれている人の安全祈願も込めて描きました。
・昨日は本当に貴重な体験させてもらい有難うごさいました^^
・祈りの伝筆熊本の皆様にきっと伝わり復興にただただ祈るだけです
・ZOOMでの先生方のお話も聞く事ができ感無量でした
・何も出来ない状態だったので手がつかず、早くこのような機会、設けて頂いて ありがとうございました。
・震災で辛い想いをした事があって、荷物を片付けるのが辛かった気持ちを思い出しました。
何か出来ることはないか…と思った時に『祈りの伝筆』を開催してもらえて、沢山の方と想いを分かち合う事が出来ました。ありがとうございました。
・一緒に祈らせてもらう時間。祈り合わせる大切な時間をありがとうございました。
・熊本の今の状況のスライドもお話も説明もとてもわかりやすかったです。又、開催の時はお声がけください🙏
・滝川は災害の少ない町なので、熊本の様な地震が起きると対処出来ないと思います。
暑さの中、水も無い…で大変な熊本の方の支援を少しでも出来た事は、理恵さん・和美ちゃんのおかげだと思います。
また侑季先生の祈りの伝筆開始時の話を聞けたりで、良い時間を過ごす事ができました。
ありがとうございます
主催されました笹島先生の感想もご紹介します。
災害支援のために私に出来ることって何だろう❓と、SNSの投稿でつぶやいてみたら、皆さんの反応がすごくて、同期の講師と勢いで『祈りの伝筆』の開催を決めました。
初めての主催でしたが、講師仲間に後押ししてもらいながら準備をしてきました。
わかっているつもりでも、わからない事がいっぱいありました😱
そして、何かしたい❣️と思っている方が沢山いる事、その方々が落ち着かない日々を過ごしている事も知りました。
一人でも多くの方と伝筆活動を通して、心を整え癒されてほしいという想いが大きくなりました。
こんな風に感じている時に、侑季先生が参加して下さる事になり、アドバイスを頂いて、本当に大切にする事を学び、侑季先生の温かさ、いつも変わらず寄り添って下さる姿に感動でした💕
当日は、参加された方、Zoomが出来ない私達に協力して下さった方、参加は出来ないけど…と心がこもったメッセージを下さった方、相談にのって下さった先輩講師の皆様…沢山の方々のおかげで、スムーズに開催する事が出来ました。
ありがとうございます
そして、皆さんとする『祈りの伝筆』は、とても穏やかで優しさ溢れる時間でした。
それぞれが誰かを想い、祈る姿に心が温まりました。
開催して良かったです✨
災害支援は始まったばかり。被災者のニーズは移り変わると聞いています。
そんな時に出来る事。今だから出来る事。
私達に出来る
『祈りの伝筆』
これからも大切に開催して広めたいです。
本当にありがとうございました(*ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾
「祈りの伝筆」開催、有難うございます。
私からもお礼を申し上げます。
今の自分にできることを、一つずつ
災害が起きたとき、「もっと大きなことをしなければ」と思ってしまうことがあります。
けれど、最初から大きなことができる人ばかりではありません。
一人でできることには、限りがあります。
でも、一人ひとりが「自分にできること」を持ち寄ったら、そこには大きな力が生まれます。

祈る。
寄付する。
現地へ行って支援する。
必要なものを届ける。
誰かに声をかける。
そして、自分自身の日常を大切に生きる。
どれも、今の自分にできる大切なことです。
「祈りの伝筆」は、その入口の一つなのだと思います。
祈りを、次の行動へつないでいく
以前、マザー・テレサの言葉として、こんな言葉を聞いたことがあります。
「世界平和のために何ができるかですって? 家へ帰って、あなたの家族を愛しなさい」
世界を変えようとする前に、まず、自分の目の前にいる人を大切にする。
自分自身が、精いっぱい生きる。
そして、できる範囲で誰かの力になる。
その小さな積み重ねが、やがて大きなつながりになっていくのではと。
今回の熊本への祈りも、一人の想いから始まり、伝筆先生へつながり、参加する人へつながり、寄付という形になり、そして実際の支援活動へつながっています。
祈りは、心の中だけに置いておくものではない。

想いを筆にのせる。
人と分かち合う。
そして、できることを行動にする。
そんなふうに、祈りを次の誰かへ渡していくこともできるのだと思います。
「祈りの伝筆」は、そんな「恩送り」の場なのかもしれません。
伝筆の仲間とともに、祈りをつないでいく
伝筆協会の仲間たちが、全国のさまざまな場所で「祈りの伝筆」を開催しています。
遠く離れた場所で起きた出来事に、「自分には何もできない」と感じることがあるかもしれません。
そんなときこそ、「今の私にできることは何だろう?」と問いかけてみる。
その答えは、人それぞれでいい。
大きくなくてもいい。
一人ひとりの小さな想いが、誰かの力になり、次の人へと渡っていく。
そのつながりを、伝筆を通して育てていきたい。
祈る人も、描く人も、支える人も、現地で動く人も。
それぞれの場所から、それぞれの方法で。
祈りを、恩送りへ。
伝筆協会はこれからも、「心を整える」時間を大切にしながら、人と人の想いがつながっていく活動を続けていきます。
祈りの伝筆のきっかけはこちらから詳しくご覧いただけます
被災された皆さまが、一日も早く穏やかな日常を取り戻されますように。
心よりお祈り申し上げます。

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