桜が咲く頃になると、近所のお寺の「花まつり」に子どもを連れて行ったことを、何故だか思い出します。

 

お花見をかねて訪れていたので、「花まつり」が何のおまつりだったか、曖昧でした。

 

これからは「花まつり」について正しく知ってお祝いしたいと思います。

 

本日は、花まつりの由来と、筆ペン文字を活用した、「花まつりインテリア伝筆」をご紹介します。

 

 

一般社団法人伝筆協会代表の侑季蒼葉(ゆうきあおば)です。

 

花まつりの由来

 

花まつりとは、お釈迦さまの誕生日である4月8日に行われる仏教の行事です。

 

「仏生会(ぶっしょうえ)」とも呼ばれます。

 

私は、花まつりで、小さなお釈迦さまのお像に柄杓で甘茶(あまちゃ)をかけた、という記憶がおぼろげながらあります。

 

それは、お釈迦さまが誕生された際、九つの竜が祝福のために天から清浄な香水を、お釈迦様の頭上に濯いだという言い伝えに由来するものです。

 

この日を灌仏会(かんぶつえ)と呼ぶこともあります。

 

「天上天下唯我独尊」の意味と読み方

 

「天上天下唯我独尊」という言葉を、どこかで聞かれた方も多いと思います。

 

 

生まれたばかりのお釈迦さまが、7歩歩き、右手で天を、左手で地面を指(ゆび)さしながら、おっしゃったとされる言葉です。

 

意味を調べてみますと。

 

唯我独尊(ゆいがどくそん)とは、釈迦が誕生した時に言ったとされる言葉。

 

これは誤用され、この世で自分ほど偉いものはいないとうぬぼれることの意に歪曲された。

 

上記の「この世で自分ほど偉いものはいないとうぬぼれること」というものはあくまで一方的な解釈である。

 

どのような意味で発言したかというのは釈迦にしかわからない事であり、釈迦のしてきた事から推測すれば上記の様な「この世で自分ほど偉いものはいないとうぬぼれること」という意味ではないと考えられる。

 

釈迦は摩耶夫人の右脇から生まれたとされるが、その直後に七歩歩いて右手で天を指し、左手で地をさして「天上天下唯我独尊」(てんじょうてんげゆいがどくそん、もしくは、てんじょうてんがゆいがどくそん)と言った、という伝説から出てきたものである。しばしば釈迦を崇める言葉として使われる。

Wikipediaより

 

「天上天下唯我独尊」という言葉を聞くと、「この世で自分ほど偉いものはいないとうぬぼれること」という意味?と「え?!」と思ってしまいますよね。

 

お釈迦さまの言う「我」とは、この世に存在するすべての「我」。

 

つまり世界中の「私たち一人ひとり」の「私」。

 

この宇宙の中で、私という人はたった一人なんだから尊い、という意味ではないでしょうか。

 

 

「天上天下唯我独尊」の読み方

 

「てんじょうてん”げ”ゆいがどくそん」と読みますが、「てんじょうてん”が”ゆいがどくそん」と言うこともあります。

 

「天下」を「てんげ」と読むか「てんが」と読むかです。

 

調べますと、仏教用語では「てんげ」になり、辞書にもこの読み方でのっているので、「てんじょうてんげゆいがどくそん」が一般的な読み方なのかもしれません。

 

「上下」は「じょうげ」と読むので、「てんじょうてん”げ”」となりますね。

 

ただし、「天下」だけだと「てんか」「てんが」と読むのが一般的です。

 

「天下一品ラーメン」なども、「てんか」と読みますね。

 

なので「天上天下唯我独尊」を「てんじょうてん”が”ゆいがどくそん」と読むこともあるようです。

 

私は、「てんじょうてん”げ”ゆいがどくそん」の方が自然かな〜と思いますが、いかがでしょうか?

 

物に思いを寄せ、思いを述べる

 

2021年から室礼を学んでいます。

 

4月の室礼は、花まつり、です。

 

まずは、お釈迦様。

 

小さな竹の子、で見立てました。^^

 

「笋(しゅん)←先生は、”そう”と読んでいらっしゃいました」手のひらに乗る寸法の竹の子のことです。

 

知らなかった〜〜

 

仏影蔬(ぶつえいそ)とも呼ばれるそうです。

 

確かに、じっと見つめていると、食べ物にしか見えていなかった竹の子が、お釈迦様に見えてきますから不思議です。

 

にしても、竹の子をお釈迦様に見立てるって、すごい発想です!!

 

伝筆(つてふで)も、子ども心、つまり子どものような柔軟な視点を大事にしていますが、見習うところが満載です。

 

空豆は、仏豆(ぶっとう)。

 

この空豆の、先端が上に向いているのご存知ですか?

 

私、知らなかったです。

 

 

この豆は、私たちのためではなく、神に向かって実った、尊い豆なので、「仏豆」というそうです。

 

ですから、盛るときは、先端を上に向けて盛ることがポイントとのこと。

 

先端を上に向けましょう、とただ覚えるのと、意味を知って盛り付けるのとでは、記憶の残り方、人への伝え方も格段に変わるのだな〜と実感します。

 

さて、まず、お皿の中心にお釈迦様。

 

「笋」の場所を定め、お寺の境内にある「花御堂(はなみどう)」のように、周りをお花を盛るときに、五常(ごじょう)の心を、五色の花も色に託したかったのですが、足りず・・・・

 

そして、空豆。

 

 

 

先生にいただいた五色の用紙は、葉っぱの形にカットし、お皿の上に。

 

 

 

掛軸「花は香り 人は心」

 

掛軸は、先人の残してくれた言葉を心に照らし合わせてみたり、律してみたり、省みたりする大事なもの。

 

 

本日の言葉は、先生からご紹介いただいた、「花は香り、人は心」です。

 

 

春らしく、桜の花びらをあしらってみました。^^

 

4月になったら、花まつりインテリア伝筆

 

花まつりインテリア伝筆、の完成です!!

 

 

 

4月に入ったら、花まつりの準備をしましょう!!

 

季節のお花や旬の植物を盛ると、季節感を感じることができます。

 

でも、4月は暖かい陽気です。

 

数日で、空豆がしわしわになってきますし、お花や竹の子も痛んできたりします。

 

先生は、「こうであらねばならない」ということは外して柔軟にと。

 

いうことで、もし竹の子がなければ、お釈迦様の絵でも大丈夫とのことでしたので、こんな風に、生物なしでもいいのかなと思っています。

 

 

 

筆ペンで簡単にかける、お釈迦様です。笑

 

可愛いでしょ。

 

そして、4月8日にお祝いしたら、潔く片付ける。

 

直会

 

神仏にお供えしたものを私たちがいただくことを「直会(なおらえ)」といいます。

 

 

 

神仏からの御加護が身体の中に入ってくるそうです。

 

空豆は、皮ごと焼いて、お塩をつけて。

 

こうして神仏へのお祝いにお供えした、旬のものをいただいている、と感じると、いつもよりより一層美味しく感じるのは、私だけでしょうか^^

 

 

書と花と食べ物と花で迎えた「4月の花まつり」

 

身近なもので、行事を祝うことで、家族との交流も一層深まりますね。

 

せっかく四季のある日本に住んでます。

 

これからも、「書」と「花」と「食べ物」で日本の四季をお祝いしたいと思います。

 

 

 

 

 


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