歴史の授業で一度は耳にしたことのある縄文時代。

 

もしかしたら、縄文時代という言葉から「原始人を連想する」という方も少なくないかもしれません。

 

最近の考古学の発達によって、縄文時代に対する見方は著しく変化してきているといわれています。

 

伝筆協会では、2021年に「わでん®︎プロジェクト」がスタートしました。

 

同時に、日本の文化を題材として、伝筆で楽しむ、「わでん伝筆シリーズ36講座」をリリース。

 

今は、年中行事のみならず、やまとことば、や、古事記など、シリーズは増え、大人気のコンテンツとなり、全国のわでん伝筆先生のもとで楽しんでもらってます。

 

その過程で「縄文シリーズ」を制作することになり、かねてから興味があった縄文時代への興味度合いがますます高まり、日本のルーツをたどる「縄文人と出会う旅」をするようになりました。

 

 

今回は、2023年三内丸山遺跡(さんない まるやま いせき)、2024年新潟県立歴史博物館、2025年茅野市尖石縄文考古館(ちのし とがりいしじょうもんこうこかん)を巡った記録です。

 

 

一般社団法人伝筆協会代表理事 侑季蒼葉です。

 

2023年、縄文のムラ、三内丸山遺跡

 

私が、縄文時代に主体的に触れたのは、2023年8月。

 

青森にある、三内丸山遺跡。

 

昭和になってから発掘された遺跡です。

 

 

 

青森県から北海道にかけて縄文時代には遺跡が点在していますが、雄大な土地に、古代の人々が集団で豊かな暮らしをおこなった形跡を見ることができ、時間を超えて何かを感じるような場所でした。

 

 

三内丸山遺跡では、平成4年(1992年)から始まった発掘調査で、縄文時代前期~中期(紀元前約3,900~2,200年 現在から約5,900~4,200年前)の大規模な集落跡が見つかりました。

 

たくさんの竪穴建物跡や掘立柱建物跡、盛土、大人や子供の墓などのほか、多量の土器や石器、貴重な木製品、骨角製品などが出土しました。

 

青森県は遺跡の重要性から、平成6年(1994年)に遺跡の保存を決定しました。

 

住所:青森県青森市大字三内字丸山305

 

ホームーページより

 

 

 

 

 

 

竪穴住居は、意外と快適^^

 

 

 

縄文時代は、自然豊かなめぐみを暮らしに取り入れ、自然とともに生き、家族や仲間を大切に思う心が育むまれた時代といわれています。

 

 

 

同行した友からの「この縄文時代に生きていたら、何をしていたと思いますか?」という問いに、しばし、妄想に耽りました。

 

日本人にとってご先祖様の偉大さを感じることができ、その精神と繋がっているのだなと感じ、ここにずーと立ち尽くしたいと感動したことは忘れられません。

 

2024年、新潟県立歴史博物館

 

縄文時代の生活を支えたのは、土器の発明。

 

縄文時代の「縄文」は、土器の表面に縄(なわ)をころがしてつけた文様のことです。

 

土器といえば、火焔型土器(かえんがたどき)。

 

縄文土器の中で唯一、国宝に指定されています。

 

把手(とって)の装飾が燃え盛る焔(ほのお)のように見えることから名付けられ、全体に粘土紐を貼り付けることによって、豊かな装飾が施されています。

 

祭祀用という説や、器の内側のおこげやふきこぼれの跡から煮炊きに使われていたのではという説もあるそうです。

 

 

火焔型土器は、今から約5,000年前の縄文時代中期に造られた土器です。

 

岡本太郎氏によって、この火焔土器の価値が見出されたとのことです^^

 

 

2回目の「縄文人と出会う旅」は、土器に触れたくて、火炎型土器に出合える新潟県立歴史博物館へ行ってきました。

 

火焔土器は新潟県内の信濃川流域を中心として発見されています。

 

ほぼ全形のわかる火焔土器約90個体と同時代の関東中部や東北地方の土器が展示されているほか、火焔土器製作の各段階の模型、縄文土器につけられた文様サンプル162種を見ることができます。

 

新潟県立歴史博物館ホームページ

 

住所:〒940-2035新潟県長岡市関原町1-2247-2
TEL:0258-47-6130

 

 

 

 

 

 

素晴らしい土器の数々とその歴史を知ることができ、見応えのある博物館でした^^

 

 

 

そして、ランチは、やっぱり「へぎ蕎麦」です。

 

「へぎ(片木)」と呼ばれる、剥ぎ板で作った四角い器に載せて供されることからこの名がついたそうです。

 

布海苔(ふのり)が入っていて、「ツルツル」とした食感と弾力のあるコシがやみつきになります^^

 

薬味には刻みネギにからしを用いるのが特徴とのこと。

 

絶品^^

 

2025年、茅野市尖石縄文考古館にて土鈴制作

 

和文化を伝筆で楽しむ、「わでん伝筆講座のオプション講座」縄文シリーズ3講座完成させたのは、2025年。

 

土偶のことを知れば知るほど、土偶に会いに行きたくなって^ ^

 

3回目の「縄文人と出会う旅」は、名古屋出張から足を伸ばして茅野の茅野市尖石縄文考古館へ。

 

「国宝土偶」 縄文のビーナス、仮面の女神 二人の女神に会いに行ってきました。

 

 

ところが、当日は、国宝「縄文のビーナス」は大阪へお出かけ中で、レプリカ。残念、、

 

 

 

 

 

茅野市尖石縄文考古館ホームページ

〒391-0213 茅野市豊平4734-132
Tel:0266-76-2270

 

 

 

国宝「仮面の女神」と仮面の女神の附土器8点は展示室Bで実物を展示してあり、 無事対面を果たしました^^

 

 

 

 

後姿です^^

 

ほぼ完全な姿で発掘された、これらの土偶の実物を目の当たりにしてみて思うのは、やはり美しい^^

 

 

縄文人は、高い精神性を持っていたと言われていますが、何だか妙に納得してしまいます。

 

やはりここでも、数千年のときを経て、縄文時代に生きたご先祖さまと、私たちは繋がっているのだな〜と感じることができ、日本人であることを誇りに思いました。

 

 

 

八ヶ岳をとりまくように点在する縄文の遺跡群は、その規模といいその数といい、さらには出土品が発する妖艶なクオリティといい、縄文時代最盛期のエネルギーがこのエリアに集中していたことを示しているといわれています。

 

茅野市尖石縄文考古館には、それはそれは数えきれないほどの土器や国宝の土偶が展示されていました。

 

ちなみに八ヶ岳山麓一帯は「星降る中部高地の縄文世界 – 数千年を遡る黒曜石鉱山と縄文人に出会う旅 -」として日本遺産にも認定されているそうです。

 

いろんな土器や土偶をみて縄文時代にワープ!

 

 

そして、今回のもう一つの楽しみ。

 

それは、土鈴づくり。( ↑ 侑季蒼葉 作)

 

本当は、仮面の女神を作りたかったのですが、この翌日、伝筆先生16名と「和文化を旅して学ぶ〜善光寺七福神巡り〜」が待っていまして。

 

土が乾く前に、無事、自宅に持ち帰ることができるかどうか、と、考えた結果、土鈴づくりに変更しました。

 

 

長野の伝筆先生と、午後から待ち合わせて。

 

 

 

わいわい土いじり。

 

縄文時代でも、こんな風に作っていたのかなーと気持ちは、縄文時代にワープ^ ^

 

意外に真剣に取り組んだ私たち。

 

最初はギョウザにしか見えない土鈴でしたが、われながらいい感じに完成^ ^

 

 

気をよくした私は、「次は、仮面の女神に挑戦!」と心に誓うのでした^ ^

 

今回は、名古屋〜茅野駅、そして、バスにて茅野市尖石縄文考古館へ行きました。

 

 

 

バスの本数は少ないですから、交通機関で行かれる方はご注意してください。

 

 

ここでも、やっぱりお蕎麦^^ということで、からすみそば^^

 

 

蕎麦の実焼き味噌^^

 

 

茅野市尖石縄文考古館にて、大好きな「おやき」を頂きました^^

 

長野県諏訪地方は、縄文人の芸術の都といわれています。

 

また、来ます^^

 

縄文伝筆(つてふで)

 

 

 

青森^^雄大でした^^

 

 

 

喉ごしツルツル、美味しかった〜

 

 

会えて嬉しかった^^

 

 

次こそ^^

 

 

祈りの縄文

 

縄文時代は、今から約1万2~3千年前に始まり、約2千3百年前に終わりました。

 

縄文時代より前は 「旧石器時代」、縄文時代の後は 「弥生時代」になり、縄文時代から定住が始まり、家を持ち、ムラができました。

 

調和を重んじ、助けあい、祈りを持っていたといわれる縄文時代は、約1万年間続いたといわれています。

 

こんなに長く続いた時代は世界史の中でも珍しいことだそうです。

 

私が日頃力を入れている、筆ペン手書きメソッド伝筆教室には、和文化を筆ペンで楽しむ「わでん伝筆講座」があります。

 

「和風月名シリーズ12講座」「十二支シリーズ12講座」「やまとことばシリーズ12講座」などベース36講座。

 

2025年から「縄文シリーズ3講座」が追加されました。

 

制作にあたり、さまざまな文献や土地を訪ね見聞きしました。

 

そこで、いつも感じること。

 

私たちは、ご先祖様の「10000年の祈り」に守られているのだという、繋がり。

 

まだまだ、私の「縄文人出会う旅」は終わりそうにありません。

 

 

 

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