赤ちゃんが生まれたら、出生の届けは生後2週間までに出しますが、生後7日までに名前を決めるという習わしは、現在でも受け継がれています。

 

新しく家族の一員となった、初めてのお祝いの「命名書」を手書きで書いてみませんか?

 

今回は、「命名書」を手書きで書く際に、気をつけたいポイントや筆ペンをご紹介します。

 

 

一般社団法人伝筆®協会の侑季蒼葉です。

 

命名書の正しい書き方を知っていますか?

 

「命名書」という名前を一度は聞いたことがあると思いますが、書いたことがあるという方は少ないかもしれません。

 

「命名書」は赤ちゃん誕生しての初めてのお祝いですから、いつまでも残しておきたい風習ですね。

 

専門業者や書道が得意な人、絵心がある人などに依頼する「代筆」も多くなっています。

 

ですが、大切なのは字が上手か下手ではなく、誕生した赤ちゃんのことを想って書くことですから、パパママが自分で書くことをおすすめしたいです。^^

 

本日は、「いったい誰が書けばいいの?」「どこに飾ったらよいの?」「どんなものに書くの?」「どうやって書けばいいの?」など命名書に関するあれこれをお届けします。

 

命名書とは?

 

赤ちゃんが生まれた日から数えて7日目に行う儀式を「お七夜(おしちや)のお祝い」といいます。

 

新しく家族の一員となった赤ちゃんのために行われる「お七夜(おしちや)」 は、平安時代から続く行事だと言われています。

 

当時医学の発達していなかった時代に、赤ちゃんが一週間を無事に過ごせたことを祝い、親族や産婆さんを招いて盛大にお祝いしました。

 

そのお祝いの席で、名前を毛筆で記入して披露するのに使われるのが「命名書」です。

 

命名書は誰が書く?

 

昔からの風習である命名書、誰に書いてもらうのかを迷う方も多いと思います。

 

以前は、父方の祖父母が書くのがほとんどだったそうですが、赤ちゃんの名前をパパが付けたのであれば「パパ」が書き、おじいちゃんが赤ちゃんの名前を付けたのであれば「おじいちゃん」が書くなど、名前を付けた人(名付け親)に書いてもらうのもいいでしょう。

 

とはいえ、おじいちゃんは書道が苦手、、、、里帰り出産していてパパが側にいない、など家族構成なども時代と共に変化してきていますので、誰に書いてもらうとこだわるよりも、赤ちゃんの誕生を祝う気持ちが大事。

 

そのうえで、書道が得意な家族や友人に書いてもらうのもいいですし、最近はパソコンでダウンロードしたり、命名紙を購入する業者で名前を記載してくれる無料サービスもありますし、プロに代筆依頼するのも一つの方法ですよね。

 

命名書は、いつまで、どこに飾ったらいいの?

 

命名書をいつ飾ればいいのか。

 

赤ちゃんが誕生して、7日目の夜の「お七夜(おしちや)」からお宮参りまでの、約1ヶ月間飾るのが一般的と言われています。

 

飾る場所は、神棚や床の間、ベビーベッドの周辺などに貼りましょう。

 

その後は、今は、額に入れたり、アルバム風にしたりと、さまざまな工夫が施されたものが増えています。

 

お七夜のときだけでなく、長く飾っておけるものにして、赤ちゃんが成長して自分の命名書が理解できたときに、名前の由来をお話しするきっかけにしてみるのも親子の交流になります。

 

命名書はどうやって書く

 

今は、いろいろなデザインの命名紙がありますので、命名書の書き方も特に決まりはありません。

 

正しい書き方は以下のようになります。

 

1.奉書紙もしくは半紙を軽く横二つ折りにします

2.次に軽く縦三つ折りにします

3.右側の中央に「命名」

4.真ん中の右上に小さく父親の氏名と続柄(長男・長女など)

5.真ん中の中央に大きく命名した名前

6.真ん中の左下に小さく生年月日 7.左側の中央にパパママの氏名

8.名付け親がパパママ以外の場合は左側の左端に氏名

9.左側の下にお七夜の日付 これらを記しましょう。

 

誤字・脱字をしてしまった場合は書き直しして、きれいな命名書を作成してくださいね。

 

どんなものに書く

 

神棚やリビングの目立つ場所に命名紙を貼って飾っておきたい方は、昔ながらの半紙タイプを選びましょう。

 

最近は、シンプルなデザインばかりでなく、鶴亀や日の出の柄などのおめでたい伝統柄に加え、人気のディズニーキャラクター達がレイアウトされたものや、高級和紙に金箔を施したものなどがあります。

 

床の間に飾るなら、半紙を掛け軸に貼って、くるくると巻いて桐の箱などに入れて保管できる、命名軸タイプもあります。

 

こちらは、色紙に描いています。

 

 

命名書用の筆ペン 選び方

 

書くときは墨と筆、もしくは筆ペンを用意しましょう。

 

毛筆のほうが様になるので、できれば一筆一筆心を込めて書き上げたいですね。

 

毛筆と硬筆はどちらが命名書に向いている?

 

筆ペンには、「毛筆タイプ」と「硬筆タイプ」があります。

 

毛筆タイプは、ナイロンなどの毛が使用されており、最も「書道」の筆に近い書き心地です。

 

「硬筆タイプ」は、材質が硬く、サインペンに近い書き心地です。

 

「書」初心者には、書きやすいのですが、ダイナミックな表現がしにくいです。

 

 

「毛筆タイプ」の利点は、あえて大袈裟に強弱を付けることにより、「くせ字も魅力」となるような多彩な表現方法ができるところ。

 

赤ちゃんのお名前をダイナミックに書きたいので、毛筆タイプをお勧めします。

 

「命名書」書きにおすすめの筆ペン3選

 

筆ペンには、太さとインクの種類があります。

 

それぞれの特徴から、「命名書」書きにおすすめの筆ペンをご紹介します。

 

1、ぺんてる筆<太字> FL2B 

 

まずは、ぺんてるから発売されている、「ぺんてる 筆 <太字>FL2B  黒」をご紹介します。

 

ダイナミックな作品を描きたいときは筆ペンの太さは「太字」が適しています。

 

カートリッジ式の筆ペンです。

 

 

「染料インク」は、墨汁に近い伸びと発色の良さが魅力 です。

 

デメリットは、「 和紙では滲みやすい」「水に滲みやす」という点。

 

2、くれ竹美文字 完美王【Cambio】太字

 

2つ目におすすめの筆ペンは、くれ竹から発売されている「くれ竹美文字 完美王【Cambio】太字です。

この筆ペンも、カートリッジ式です。

 

インクは、「顔料インク」。

 

染料インクに比べ、伸びやかで鮮やかさにはかけますが、「乾きやすい」「滲みにくい」です。

 

耐光性・耐水性にすぐれているので、長期間命名書を飾っておきたいときは、向いています。

 

一般的には、「染料インク」の筆ペンが販売されていることが多く「顔料インク」は小さな文具店では入手しにくく、また「中字」からの製造ですので「太字」が手に入らない点が難点ですが、大きな文具店では販売しているので探してくださいね。

 

「命名書」を筆ペンで手書きをしましょう。

 

「命名書」は赤ちゃん誕生しての初めてのお祝い。

 

想いに上手下手はありません。

 

誕生した赤ちゃんの健康と未来を願って、「おなまえ」を手書きしてください。

 

 


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